乾燥待ちのホコリと絶望感にさようなら
塗装したパーツを乾かしている間。
絶対に触っちゃダメだと分かっているのにホコリが気になって手を出してしまいます。
あるいは換気のために開けた窓から微風が吹き込み、乾きかけのクリアパーツにホコリがフワリと着地する。
あの瞬間の絶望感といったらありません。
せっかくの鏡面仕上げが台無しになり無言でヤスリをかけ直した経験は一度や二度ではないです。
そんな私が行き着いたのが「山善 食器乾燥器 YD-180」です。
食器を乾かす家電。
そう書いてあるのにネット上では「モデラー専用ドライブース」として完全に別枠の扱いを受けている異端児。
半信半疑でポチってみましたが実際に使ってみて「マジか」と声が出ました。

圧倒的な乾燥スピードと指紋がつかない安心感
デカい段ボールが届きデスクの横に設置しました。
さっそくサフを吹いたばかりのHGの脚部パーツを中に並べてダイヤルを回します。
ジリジリジリ…というアナログなタイマー音とともに中にじんわりと熱がこもっていく。
30分後。
恐る恐るカバーを開けてパーツの端を触ってみました。
完全に乾いている。
指紋ひとつ付きません。
いつもなら一晩放置してそれでも翌朝少しベタつくこともあるのに。
このスピード感とホコリから完全に守られている安心感。
次に塗るパーツの準備をしている間に前のパーツが乾きます。
作業のテンポが狂おしいほど早くなりデスクの前で一人ニヤニヤしてしまいました。
なぜ数ある乾燥機の中で「YD-180」一択なのか
なぜ数ある乾燥機や専用ブースの中でYD-180一択なのか。
理由は「温度」と「構造」にあります。
模型用のドライブースは専用品を買うと1万5千円から2万円近くします。
しかしこれは5千円台で買える圧倒的な安さ。
それでいて庫内の温度が「プラスチックが溶けない・歪まない絶妙な温度(約40〜50度)」をキープしてくれます。
温風をガンガン吹き付けるのではなく自然対流でじんわり温めるからパーツが飛んでいくこともない。
クリアドーム型のフタがホコリを完全にシャットアウトしてくれます。
模型を作るために生まれてきたのではないかと錯覚するレベルの親和性です。
買う前に知っておくべき「デカさ」と「ピン問題」
ただし良いことばかりではありません。
実際にデスクに置いてみると笑えるくらいデカいです。
横幅が40センチ以上あるので狭い作業机だと完全にスペースを喰いつぶします。
事前にメジャーで測って「置けるな」と思っても実物の圧迫感は予想の斜め上をいきます。
もうひとつが生々しい問題点「食器用のピン」です。
本来はお皿を立てるためのプラスチックの突起が底面にびっしり生えています。
これがパーツを寝かせて置くときにものすごく邪魔になります。
ニッパーで全部切り落とす猛者もいますが私は100均(ダイソー)で買ってきたバーベキュー用の金網を上に乗せて平らな床を作りました。
これで何の問題もなく使えますがこの「ひと工夫」が必要なことは覚えておいてください。
あとタイマーのジリジリ音が古い扇風機みたいで少し気になる人もいるはずです。
こんなモデラーは今すぐポチるべき
- 週末しか塗装の時間が取れず少しでも作業を前倒ししたい人
- ペットを飼っていたり部屋のホコリが多くて塗装にストレスを感じている人
- 専用ドライブースは高くて手が出ないと諦めていた人
- 100均の金網を買ってくる程度の工夫が苦にならない人
もう「自然乾燥」のイライラには戻れない
導入前は「自然乾燥で十分」と思っていました。
しかし一度この圧倒的な乾燥スピードとホコリゼロの安心感を味わってしまうともう元の環境には戻れません。
塗装のモチベーションが完全に別次元になります。
パーツの乾燥待ちでスマホをいじって時間を潰す日々に終わりを告げましょう。
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